第1章 祭りの夜
「もうつらいだろうから、すぐに挿れてあげなさい」
杏壱さんが私の太ももを広げると、蜜口に固いものがあたる。
何度か割れ目を擦り、蜜を絡ませた後にゆっくりと桃弥さんのものが入ってきた。
杏壱さんに慣らされた身体はすぐに反応し、まごうことなき快感を覚えてしまう。
そのことに、私は激しく混乱した。
「ああっ!」
「は奥をゆっくり突かれるのが好きなんだ。そうだよね。」
「は、はい……んッ…や、優しく…してください…」
後ろから杏壱さんに抱き締められているのが救いか、それとも絶望か。
夫以外の人を受け入れてしまったことに、自然と涙が出てくる。
「の中はいいだろう。男を虜にするような身体だ」
「黙れ!これはアンタの為じゃない、の為にしてるだけだ!」
「そうかい。まぁ、どちらだっていいけれど、に乱暴だけはしないでくれよ」
そんな杏壱さんの言葉とは裏腹に、桃弥さんは怒りに任せるかのように激しく動いた。
杏壱さんの丁寧で執拗な営みに慣れている私は、その衝撃に驚く。
「あっ!…っ、やっ!あぁっ!」
奥の方を突かれる度に胸が激しく揺れ、後ろからは杏壱さんが私をあやすように、耳や首筋に愛撫をしてくれた。