第1章 祭りの夜
「はい……わかりました」
諦めと共に涙を呑み込む。
「いい子だね。桃弥が来るまでうんと可愛がってあげよう」
そう言って、杏壱さんの唇や舌が私の全身を愛撫する。
それは、いつもよりずっと濃厚で、切なく身体が疼いた。
「足を開いて。これからここに桃弥のものを受け入れるんだ。しっかり解しておかないとね」
これから始まることを思うと、逃げたくなるほど苦しくなる。
杏壱さんが陰核に当たっていた縄をずらすと、そこに顔を埋めて丁寧に舌で解してくれた。
「ひゃ……ぁ……ん……」
お酒のせいか、いつもより敏感に刺激を感じる。
舌で秘部を刺激されながら、奥まで指が入ってくる。
「は、あぁ…もっと、くださっ……」
「ここから先は桃弥に頼んだらどうだい?」
「ゃ……杏壱さんが、いいのぉ……」
「ふふ。いつだって私はのものだよ」
もう少しで達してしまいそうな時、すっと扉が開く音がした。