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【R18】呪術廻戦 僕を照らす光

第1章 新入生


水でビチャビチャに濡れてしまったシャツをまた着るわけにもいかないし‥


困ったように七海君を見上げると優しく頭を撫でられる



「着替え用に持っていたシャツがもう一枚あります‥大きいですけれどこれで我慢してください」



手首に巻かれていたネクタイをするりと解くと
七海君がカバンから出した青いシャツを私に着させてくれる


「ボタンはしっかり上まで閉めていてくださいね」



子供に服を着させるように
シャツのボタンを上まで閉めて


ブカブカですっかり隠れてしまっていた手がでるように
何度も袖を折り返してくれる



『ごめんねっ‥ちゃんと洗って返すね‥』



ぺこりと頭を下げると七海くんの顔がふっと緩む



「ありがとうございます‥では続きはまた私の部屋で‥お待ちしていますよ」




ヒョイっと私を机の上からおろして優しく微笑むと鍵を開けて
エスコートするようにドアを開けてくれる



『うんっ‥じゃあまた七海君がお仕事お休みの日に持っていくね!』



腕時計をみるともう2年生の授業が始まる時間になっていた



「お気を付けて‥」



優しく手を振ってくれる七海くんにバイバイと大きく手を振って

2年生の教室へと走っていく




なんか今日は走ってばっかりな気がする‥っ




『みんなっ‥お待たせっ‥』



はぁはぁと息を切らしながら校庭へ行くと既に2年生のみんなが集まっていた





「おせーぞ‥ってそのシャツどうした?」



『真希ちゃんっ!お待たせ‥これは‥七海君の借りたんだよ!』



「いや‥それはなんとなく分かったけどな‥なんで着てんだ‥?」


『あぁ‥!えっとね‥お花にお水あげてたらね、水がぶしゃーって!』



長い呪具を小脇に抱えながら真希ちゃんが寄ってきて私の肩を抱く




「ふっ‥どうしたら花に水遣りしてるだけでそんな事になんだよ‥」





「つな!!おかか‥?」


『棘君!さっきはごめんね!全然平気だよ!着替えたから寒くないし!』



「下着透け透けだったもんな〜あれはエロかっ‥「パンダ?」



「の事になると真希はおっかないんだよな〜」




『今日は五条先生も夏油先生も任務でいないから私が来たんだけど‥みんな宜しくお願いします!』







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