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【R18】呪術廻戦 僕を照らす光

第2章 極秘任務


虎杖side


腕の中の先生の身体がすっげぇ熱くて
抱き抱えているだけでもじんわりと汗が滲む



「さんっ‥!2人とも‥何があったんですかっ?!」




伏黒が伊地知さんに電話をしてすぐに駆けつけてもらった



慌てる伊地知さんに答える余裕も無いほどに乱暴に車のドアを開ける



「説明は後でっ!早く車出してくださいっ!」




こんなにも声を荒げる伏黒をみたのは初めてだった




先生の身体を出来るだけ揺らさないように慎重に乗り込むとすぐに呪術高専へとむけて車が走り出す




「精液が解毒剤になる‥ってなんだよ‥死ぬって‥そんな話本当にあんのかよっ‥」




隣で落ち着きなく膝を揺らす伏黒が苦しそうな声で呟く




腕の中では先生が顔を真っ赤にして
目を潤ませたままはぁはぁと熱っぽい呼吸を繰り返す




さっきのやつらの話によると



この薬は媚薬を改良して作られたとても強い薬で
一時的にセックス依存症にさせてしまうというものだった


そしてそれだけでなく
身体中に薬が回ると段々と脈が弱くなり
呼吸もしずらくなって



命を落とす





それを回避する方法はただ一つ




精液を接種させること


口からでも
性器に挿入するでもよし



とにかく大量の精液が必要となるらしい





「そんな嘘みたいな話信じられねーよ‥」





先生のおでこに優しく口付けを落とすと腕の中でぴくりと身体が揺れる



『虎杖くん‥っ‥もっと‥』




「っ‥」



絶対に死なせたくないし



先生には選ぶ権利がなくて申し訳ねーけど



許されるなら俺が抱いて助けてやりたい






あいつらは先生があまりに魅力的だったからっつー最低な理由で



通常でも一粒で足りる
こんなにも強い薬を2粒も飲ませたそうだ




「きっと一人分じゃ足りねぇと思う‥」




伏黒にボコボコに殴られながら一人の男が話した言葉を思い出す





「伏黒‥‥先生の事好きだよな?」




たった数日一緒にいただけでも分かる


伏黒が先生にめちゃくちゃ惚れてんのは




「俺も先生の事すっげー好きだ‥‥だから‥2人で助けよう」




伏黒の身体がぴくりと反応する





「‥方法がそれしかないならな‥」
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