第1章 新入生
五条side
「みんな今日は気にせずじゃんじゃん食べちゃってよ〜!」
野薔薇と悠仁が無事に怪我もなく呪霊を祓ってから
希望通りに皆で寿司を食べに行った
『お寿司おいしかったねっ!野薔薇ちゃんと虎杖くんは任務お疲れ様!恵くんもついてきてくれてありがとう』
「ウス‥」
「先生も来てくれんなら俺もっときめてきたのに!」
「は〜食った食った〜!美味しかったわね!先生みたいなかわいい人が教師だなんて私新たな扉開いちゃいそう」
三人三様でそれぞれが反応して
野薔薇の言葉に少し不安そうに返事をする
『扉‥?どこかに行っちゃうの‥?』
「っ!かわいっ!最高!」
野薔薇に抱きしめられる小さな身体
ほら言ったこっちゃない
男も
女も
みんなの事を好きになる
「はい〜お触りはそこまで!僕のなんだからね」
ぐいっと野薔薇からを引っ張り返すと不機嫌そうに恵が見上げてくる
「五条先生のじゃないですよね」
「そんなこと言ってたら恵だけタクシー乗せないよ!ほら!みんな帰るよー!」
「っ‥またそんな子供みたいなこと‥」
多分恵は焦ってる
高校生になったら少しは意識してもらえると思ってたんだろうけど
小さい時から恵をみてきたは高校生になってからもまだ恵を子供だと思ってるみたいに接していた
そんな様子をみてどこか安心していた
どうやったって歳の差は埋められないし
この天然で鈍感なが相手なんだから
タクシーの助手席に野薔薇
後部座席の一番端にを乗せて
その横にちゃっかりと身体を密着させて乗り込む
『悟‥にっこりしてどうしたの?』
「んー?恵もまだまだ子供だなーと思って」
「いつまでも子供扱いしないでください‥」
「そうやって拗ねるところがまだまだお子様だね〜」
なんて
この時の僕は恵にこの身体を奪われるはずはないとたかを括っていた
恵どころか
この天真爛漫な悠仁にまでの身体を抱かれる事になるなんて
夢にも思わなかった