第28章 白石家のパパのパンツが行方不明になりました
蔵「萌ちゃ〜ん?そのパンツ、パパに返してくれへん?」
萌「やんや!」
蔵「パパ今ノーパンなんやで!?早よ返してや!」
萌「ややー!!」
蔵「頼むからパパのパンツ返してください!」
萌「ぶー!!」
「もぅ…萌ちゃん?パパに返してあげなさい!」
涼子ちゃんは萌ちゃんからパンツを取り上げた。
萌「あー!ゔっ…ゔぁ〜ん!!」
優「ママが萌ちゃん泣かした〜!」
達「いけないんや〜!!」
幸「いや!パパが萌ちゃんにパンツ譲らんのが悪いんや!」
蔵「何でやねん!?俺のパンツやで!?」
萌「たんたんー!!!パンチィ!!」
「えっ……萌ちゃんが…」
蔵「まだちゃんと言えてへんけどパンツって言っとる…」
俺と涼子ちゃんは感動した。ママ、まんま、カブ(カブリエル)、パパ、ニャンニャン、ワンワン、やんや(嫌だ)、えくちゅ(エクスタシー)に続き、萌ちゃんはパンチィ(パンツ)を言えるようになったんや!
蔵「ゔぅっ…萌ちゃん……また言葉を覚えて…」
感動してた俺は涙を流しながら萌ちゃんを抱きしめた。
萌「あう?」
幸「えっ…そないに感動するような事か?」
蔵「当たり前やんけ!また新しく言葉覚えて…」
優「言葉覚えた言うてもパンツやん?」
達「たっちゃんかてパンツくらい言えるで?」
「まぁそうなんだけどね?」
蔵「赤ちゃんの萌ちゃんが言えるようになったって事が凄いんやて。」
「ところで蔵ちゃん?取り返したパンツ履かないの?」
蔵「せやった!早よノーパンから卒業せな!」
俺はその場でおニューのパンツを履くことにしたんやけど…
蔵「………あー!!何やこれー!?」
萌ちゃんが玩具にしてたせいでパンツはびろんびろんに伸びきってとても履ける状態やなかった。
蔵「俺のおニューのパンツがぁー!!」
終