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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第28章 白石家のパパのパンツが行方不明になりました


とりあえず俺はズボンを履いて、それから子供らに行方不明になったパンツの事を聞いてみた。今日はおニューのパンツを履くって決めとるからもちろんノーパンやで!

蔵「ところでみんなパパのパンツ知らん?」
幸「パンツならそこにあるやん?」
蔵「そのパンツやなくておニューのパンツやねん!」
優「どんなパンツなん?また悪趣味な薔薇のパンツかいな??」
達「薔薇のぱんちゅ変なの〜!」
蔵「アレは俺が買ったんやなくて跡部君からのお土産やから俺の趣味とちゃうで!?」

前に跡部君が仕事で大阪に来るとかで会う機会あったんやけど、そん時お土産にって渡されたんが家族用の高級菓子の詰め合わせと俺が好きそうやからって選んでくれた薔薇柄のパンツやねん。しかもブーメランパンツ。生地の質は一流品ってくらい良ぇ履き心地で高価な物なんは良う分かる……けどな?柄がクドいねん!薔薇を主張し過ぎてるんや!ちなみに初めて履いた時に家族みんなに大爆笑された。

「ところで新しいパンツってどんなやつ??」
蔵「えっ!?愛する旦那様のおニューのパンツがどんなのかも知らへんの!?」
「だってパンツは拘りがあるからっていつも自分で買ってくるでしょ?しかも履いた状態で披露したいからってどんなの買ったかなんて教えてもらってないし?」
蔵「……せやった!!パンツ無くして動揺してしもうてすっかり忘れてたわ。えっとな…おニューのパンツは黒の無地で、肌触りはサラサラしとってな?凄く伸縮性に優れとるからパッと見小さくてな?」
幸「なぁ?もしかしてアレとちゃうか?」
蔵「ん?」

幸ノ介が指差した方を見てみると萌ちゃんが俺のパンツを振り回したり齧ったり引っ張ったりしとるところやった。
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