第22章 白石家に懐かしい友人達が遊びに来ました
子供らがお菓子の置いてある台所へ行ったところで不二君と幸村君は荷物から例の物を取り出した。
蔵「おっ!見事やなぁ〜!」
不二「でしょ?こんなに綺麗な花が咲いたんだよ?」
幸村「本当に綺麗だね。」
そう…例の物とは俺らの共通の趣味の植物やねん。
蔵「2人には何回も花の写真送ってもらったけど、やっぱ草花は写真より実際に見た方が良ぇな?」
幸村「そうだよね。スマホの写真だと光加減とかでだいぶ印象変わるしね。」
不二「白石の育てた花も見せてよ?」
蔵「おん!勿論や!今は子供らが触ったら大変やからトリカブトや毒草は育てとらんのやけど…庭に俺専用の花壇作って育てた花がぎょーさんあるで!」
俺は自慢の花壇を2人に見せた。さっき優ちゃんにマリーゴールド毟られたから一部花が無い部分もあるけどな?
不二「わぁ…凄い……こっちの花育てるの大変だったんじゃない?」
幸村「そうだよね…白石が大事に育てたのがよく分かるよ。」
蔵「2人とも…分かってくれるんやな?」
前に謙也や財前に見せた事あっても全然興味無さそうやったけど…この2人なら分かってくれるって信じてたで!!
やっぱLIN◯や電話より実際見ながら話すのは良ぇなぁ!
優「なぁ…パパ達まだ話終わらんの?」
幸「随分長いなぁ?」
達「たっちゃん遊びたいー!」
「あはは…パパ達は植物の話になると止まらなくなっちゃうからねぇ…」
それから俺らは数時間に渡り草花について語り合ったのであった。
終