第3章 白石家の三男はお手伝いしたいお年頃なようです
白石家の三男、逹ノ介はイヤイヤ期と言われとる歳なんやけど基本大掛かりな我儘を言ったりしないからあまり手の掛からん楽な子や思っとった。
逹「たっちゃんやんのー!!」
せやけど最近、何でも手伝いたがって大変なんや。
「もぅちょっと大きくなってからね?料理はまだたっちゃんにはできないから…」
逹「やんやー!!」
「ん〜……ほら!パパが向こうで狸寝入りしてるから行ってらっしゃ〜い!」
おっと…萌ちゃんと一緒に寝とるフリしとったのに愛する妻の涼子ちゃんにはバレバレやったらしいわ。
逹「パパ〜!!あしょぶ!」
蔵「たっちゃん…そないにパパと遊びたいん?」
逹「うん!」
蔵「ホンマ可愛ぇなぁ…」
逹「だってママいしょがちいから!パパでいいの!」(忙しいから)
蔵「……それは言わんで良ぇのに。」
まぁ小さい子やから仕方ないわな。
逹「パパ〜!早く〜!」
蔵「待ってな?パパちょっとトイレ入ってから……」
あかん…トイレ言うたら逹ノ介の目が輝き出した。嫌な予感がするで…。
逹「たっちゃんてちゅだう!」(手伝う)
蔵「なっ…何を手伝うって?」
逹「うんち!パパの拭いてあげりゅ!」
蔵「いや、うんこちゃうから大丈夫やで?」
逹「ダメ!拭いたげるの!」
蔵「そう言われても……兎に角!トイレに一緒に入るのはあかんで!流石に用を足すの見られるんは親子でもあかんねん!」
逹「ダメー!パパー!!うんち!パパ拭けないでちょ!」
蔵「拭けるっちゅーねん!」
達「うんちー!!拭くのー!!」
蔵「遠慮する言っとるやんけー!!」
逹「遠慮めーよ!!」
逹ノ介が足にしがみついてきた。…なんてしつこいんや!!
蔵「涼子ちゃーん!マイハニー!マイワイフ!!ヘルプや!!」
またも妻の涼子ちゃんを召喚した。
「仕方ないわね……コレを使いましょう!」
涼子ちゃんはある物を持ってきた。