第16章 白石家の長男はママが大好きです
今回は白石家の長男、白石幸ノ介の1日のお話です。
幸ノ介は涼子が16歳の時生まれた子供で今は小学1年生です。
見た目も性格も父親似でしっかり者の幸ノ介は朝、自分で起きます。
幸「んっ……6時20分か…優ちゃん!たっちゃん!朝やで!」
ついでに弟達の事も起こします。
達「んー!!まだ眠いー!!」
優「優ちゃん今日休む…」
幸「あかん!毎日時間通りに起きて朝飯食わな!」
こうして弟達を起こしリビングに向かうと父親が既に起きていて朝食の用意をしている。
幸「パパおはようさん!」
優「おはよ…」
達「………。」
蔵「おはようさん!幸ちゃん以外は眠そうやなぁ?もぅすぐで朝飯出来るから手と顔洗ってきぃや!ちょっとは目ぇ覚めるやろ。」
幸「おん!優ちゃん、たっちゃん?洗面所行くで?」
幸ノ介は弟2人を洗面所に連れて行く。
それからまだ寝ている母親と妹の萌の様子を見に行く。
萌「あぁ〜!」
幸「萌ちゃんもぅ起きてたんやな!…ママはまだ寝とるんか。」
「………んっ…あれ?もぅ…朝?」
幸「おはようさん!もぅちょっとで7時だよ?」
「おはよう…今起きるね?」
幸「萌ちゃんの朝飯、僕がやっとくからママはまだ寝てて良ぇで?夜に萌ちゃんなかなか寝なくて大変やったんやろ?」
「ありがとう…でも大丈夫だよ。ちゃんと起きるから。」
幸「ゆっくりで良ぇで!とりあえず萌ちゃんリビング連れて行くから!」
母親想いの幸ノ介は妹の萌を抱いて部屋を後にする。
幸「パパ〜!萌ちゃん起きてたで〜?」
蔵「萌ちゃんおはよ〜!今日も元気でちゅね〜?」
萌「ぱ〜!」
蔵「お〜!元気いっぱいやなぁ!ところでママは?」
幸「まだ眠そうやったから寝てて良ぇ言っといた!」
蔵「せやな。昨晩は萌ちゃんが愚図ってなかなか寝られへんかったからな。とりあえず先に朝ご飯食べような?」
優「優ちゃんお腹減ったぁ!」
達「たっちゃんも〜!」