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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第15章 白石家の長女がハイハイを始めました


蔵「ん〜…ごっつ可愛ぇんやけど…たっちゃんは歩いた方がパパ好きやなぁ?」
達「むー!!たっちゃんも赤ちゃんなのー!!」
「蔵ちゃんが萌ちゃんばかり構ってるからヤキモチ妬いてるんじゃない?」
蔵「あぁ…せやな…ハイハイできたからって萌ちゃんばっかチヤホヤしてしもうたもんな……たっちゃん?おいで?」

俺は抱っこしてる萌ちゃんを涼子ちゃんに渡してたっちゃんを抱っこした。

達「パパ〜!」
蔵「ホンマたっちゃんも可愛ぇなぁ!」
達「たっちゃんかあいい?」
蔵「おん!ごっつ可愛ぇで!」
萌「ぱー!!」
「今度は萌ちゃんが蔵ちゃんにだっこしてほしいみたいだよ?」
達「ダメ!たっちゃんがパパ抱っこなの!」
蔵「コラコラ…2人とも抱っこしたるから良ぇやろ?」
「2人も同時に抱っこ大丈夫?」
蔵「大丈夫やて!まだ軽いし!それにこうやって抱っこしてあげられるんも今だけやしな…。」

そう、子供はいつの間にやら大きくなって抱っこをせがんでくれなくなるんや…。

「………蔵ちゃんったら…また泣いてる…。」

おっと…またしても涙が出てしもうた。

蔵「だって…幸ちゃんも優ちゃんも抱っこせがまなくなってきたやん?たっちゃんも萌ちゃんもこうして甘えてくれるのも今だけかも思ったらな…」
「いいじゃない?親にべったり甘えなくなるって事はちゃんと成長してくれてるって証拠なんだし?」
蔵「涼子ちゃんは大人やなぁ…俺より若いのに…尊敬するわ。」
「……大人でもないかもよ?」
蔵「…えっ?」
「だってね?子供達が大きくなって蔵ちゃんに甘えなくなったら…私が蔵ちゃんにいっぱい甘えられるでしょ?だから早く成長してくれると嬉しいなぁ…なんて。」
蔵「なんや〜?涼子ちゃんもまだまだ甘えん坊やなぁ?」
「蔵ちゃん相手にだけ甘えん坊なんですぅ〜!」
蔵「しゃーないなぁ〜!もぅ2人ともお眠やからこの後いっぱい甘えさせたるで?」

達ノ介も萌ちゃんも抱っこしてたら眠なってきたみたいや。
俺は2人をお昼寝用の布団に寝かせた。

蔵「涼子ちゃん?おいで?」
「蔵ちゃ〜ん!」

こうして俺らは少しの時間やけど夫婦2人で仲良く過ごした。



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