第15章 白石家の長女がハイハイを始めました
我が家の愛くるしい長女の萌ちゃんがとうとうハイハイをするようになった。
蔵「萌ちゃん?パパのとこおいで〜?」
萌「ぱ〜!!」
この日をどんなに待ち侘びたことか…呼んだらとびきりの笑顔で俺の方に向かってハイハイしてくるんやで?感動もんやろ!!
蔵「ゔっ…萌ちゃん…」
「……蔵ちゃん?そんな泣かなくても…」
俺は感動して涙をボロボロ流していた。
蔵「しゃーないやん?上の3人は今までハイハイせんかったんやから。」
そう、我が家の息子達は3人揃ってまともなハイハイはせんかった。別に成長過程でハイハイしなくても問題ないんは知っとるけど…オムツのCMみたいに笑いながらハイハイして来るところ見たいやん!そして我が子を抱き締める…ずっとやりたかったんや!
「まぁ確かに幸ちゃんは抱っこばっかで軽くずり這いしただけで、優ちゃんは移動したい時ゴロゴロ転がってたし、たっちゃんは上2人を手本にしてあっさり立って歩いちゃったもんね〜。」
蔵「せやろ?このThe・赤ちゃんって感じを4人も子供居るんやから1人くらい堪能したいやん?」
達「ねぇ?パパ??」
蔵「ん?たっちゃんどないしたん??」
達「たっちゃんも赤ちゃん!」
俺が萌ちゃんのハイハイに喜んでいると達ノ介までハイハイを始めた。