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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第13章 白石家の子供達がテニスに興味を持ちました


そしてラケットを持って来ると言ってリビングを出て行った子供達が持って来た物は…

達「パパ!これでてにしゅ!」
蔵「たっちゃん?それはラケットやなくてしゃもじやで??」

達ノ介が持って来た物はいつも使っているしゃもじだった。

「ご飯を盛るのに使う物だからテニスはできないよ??」
達「えー!?」

しょんぼりしながら達ノ介はしゃもじを台所に戻した。

優「パパ!ラケットってこれやろ!?」
蔵「……確かにラケットやけど…それは卓球のやで??」

今度は優ノ介が以前100均で買った卓球のラケットを持って来た。

「まぁ…テーブルテニスって言うくらいだから大間違いではないよね?」
蔵「せやけど…テニスボールはそれで返すのは無理やな?」
優「えー!?」

優ノ介は少し頬を膨らませながらおもちゃ箱に卓球ラケットを戻しに行った。

幸「パパ〜!!ラケットってこれやろ??」
蔵「……なんや…さっきからモノボケやっとるみたいやな?」

今度は幸ノ介がバドミントンのラケットを持って来たのである。

幸「ん?これとちゃうん??あみあみしててそっくりやん!」
蔵「それはな…バドミントンのラケットやで?テニスラケットはもっとがっしりしとるし。」
幸「えー!?」
「でも…幸ちゃんが1番近いんじゃない??」
蔵「まぁ…ぱっと見はな?」
幸「じゃぁ、うちにテニスラケットあらへんの??」
「確か…クローゼットの中に入ってたよね?ユニフォームと制服と一緒に!」
蔵「せやな……よし!せっかくやからユニフォーム着て素振り見せたるで!」

俺はクローゼットのある夫婦の部屋へ行きユニフォームに着替えラケットを持って来た。

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