第12章 白石家のパパはパンイチがお好き
俺は夜、子供達の寝かしつけを終えた後にリビングで昔からやっとるヨガをするのが日課なんや。
蔵「んん〜!エクスタシ〜!!」
「………蔵ちゃん?」
蔵「ん?涼子ちゃんどないしたん?一緒にヨガやるか??」
「いや…私はやらないんだけど…服着ないのかなぁって…。」
蔵「この格好でヨガをやるんは蔵ちゃんの拘りや言っとるやろ?それにいつも風呂上がりとかパンイチやん?」
そう!俺はヨガやる時は絶対にパンイチってのが拘りなんや!動きやすくて無駄のない俺にピッタリのスタイルやねん!
「目のやり場に困るんだってば〜!蔵ちゃんったら私が居る方向いてヨガやるんだもん!」
蔵「せやかて恥ずかしがるからオモロいし?」
「もぅ!そういうの変態って言うんだからね!」
蔵「涼子ちゃん相手にしか変態にならへんで?てか、いっそのこと涼子ちゃんも一緒にヨガやらへん?健康に良ぇで〜!」
「健康に良いのは知ってるけど…その変なポーズするの凄く嫌…。」
蔵「変なポーズとちゃうで!これは歴としたヨガの……」
「ヨガのポーズでもなんでもいいけど!はみ出てるから!」
涼子ちゃんにはみ出てると言われたので俺はポーズを極力崩さないようにしながら自分の下半身を見た。
蔵「……あぁ!ホンマや!」
「もぅ!だから服着てって言ってんのに!」
蔵「……まぁまぁ見えても減るもんやあらへんし?もぅ直ぐ終わりやから今日はこのままやらせてや?」
「じゃぁ、明日やる時は服着てやってね?」
蔵「いや、明日ははみ出ないパンツでやるから心配あらへんで!」
「何が何でもパンツ一枚は譲らないのね…。」