第11章 白石家の子供達が謙也先生の病院で予防接種を受けます
※今日は白石の子供達がインフルエンザの予防接種をする日です。
白石家はいつも風邪をひいた時や予防接種の時に忍足医院の謙也先生に診てもらっているのである。
朝、俺は仕事に行く準備をしつつ愛くるしい萌ちゃんを見つめながら呟いた。
蔵「今日は萌ちゃんの初インフルエンザの予防接種やな…」
我が家の長女で天使でラブリーな萌ちゃんは6ヶ月を過ぎたんで今回初めてのインフルエンザの予防接種なんや。
萌「ぱ〜!!」
蔵「萌ちゃん…謙也に触診や言われて変なところ触られたらどないしよう!涼子ちゃんもセクハラ発言されたら絶対俺に言うんやからな?」
萌「う??」
「蔵ちゃんったら…謙也さんは友達でしょ?そんな事するわけないじゃない?」
蔵「いや…分からんで?涼子ちゃんも萌ちゃんも信じられへんくらい可愛ぇやん?それに前に謙也と呑みに行った時『白石は涼子ちゃんみたいに可愛ぇ嫁さん居って羨ましいな〜。萌ちゃんっていう可愛ぇ娘も居るし…俺も白石になりたい!!』って真剣な顔で言っとったで?」
「酔っ払ってたからでしょ?もしかして結婚願望が出てきたのかもしれないよ?」
蔵「結婚願望か…萌ちゃんを嫁に欲しい言うたらどないしよう!?謙也に『お義父さん』って呼ばれるの嫌なんやけど…。」
「もぅ…赤ちゃん相手にそんな事言うわけないでしょうに…蔵ちゃんは心配性なんだから…。」
蔵「萌ちゃんが可愛くて仕方ないんやって。あっ!もちろん涼子ちゃんも可愛ぇで?」
達「パパ〜!」
蔵「ん?たっちゃんどないしたん??」
達「たっちゃん可愛い?」
蔵「当たり前やん!たっちゃんもごっつ可愛ぇで!」
優「なぁ?パパ??」
蔵「ん?なんや?優ちゃんも幸ちゃんも同じくらい可愛ぇで?」
幸「いや、ンな事今はどうでも良ぇねん。」
蔵「え!?どうでも良ぇは酷ない!?」
幸「せやかて…もぅ家出な遅刻してまうし…」
優「早よ幼稚園連れてってや!」
すっかり忘れとったがまだ着替えとる途中やったわ。