第10章 離乳食始まりました
我が家のお姫様で長女の萌ちゃんが早くも生後5ヶ月を迎えた。生後5ヶ月といえば離乳食が始まったり5ヶ月検診があったりとちょっと忙しくなる時期やねん。
幸ノ介の時は初めての子で手こずったんやけど優ノ介と達ノ介の時は慣れてきたおかげか結構スムーズにできたんやで?せやから萌ちゃんの時はもぅ楽勝や思ったんやけど…
萌「うわ〜ん!!」
「萌ちゃん?ちょっとでいいから食べてみようよ?」
萌「ぎゃー!!」
全然食う気配がないねん。しかも凄まじく嫌がっとる。こりゃ幸ノ介の時より大変そうやな…。
「蔵ちゃ〜ん…萌ちゃんお粥全然食べてくれないよぉ…」
蔵「う〜ん…お粥の地点で食べてくれへんのは初めてやもんなぁ…どないしたもんか…」
優「なぁなぁ!」
蔵「ん?優ちゃんどないしたん??」
優「萌ちゃんチョコやったら食べんやない?」
「優ちゃん?萌ちゃんはまだ赤ちゃんだからチョコは食べられないんだよ?先ずは味の付いてない柔らかいものから食べないと。」
優「ふ〜ん…チョコ美味いのにな。」
達「たっちゃんチョコしゅき〜!」
幸「あっ!良ぇ事思い付いたで!」
蔵「ん?良ぇ事って何やねん??」
幸「萌ちゃんいつもおっぱい飲んどるやん?せやからおっぱいにお粥塗ったら食べるんとちゃうか??」
「………あぁ!なるほど!」
蔵「確かに良ぇ考えや!やってみるで!」
この時、俺の心に僅かながらスケベ心があったのだがそれを誰も知らないのである。