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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第7章 子供の名付けって悩みますよね


そんなこんな悩みなかなか名前が決まらなかったんやけど…
ある日、幸ノ介が言い出した。

幸「赤ちゃんに聞いてみたら良ぇやん?」
「聞くって言ってもねぇ…」
蔵「幸ちゃん?まだ赤ちゃんお腹に居るから聞けへんのやで?」
幸「そんなん知っとるって!せやから、お腹に手ぇ当てて名前言って嬉しそうにお腹蹴ったらその名前にすれば良ぇって事やって!」
蔵&涼子「「………あぁ!なるほどぉ!!」」

こうして俺らは早速、お腹に手を当てて候補の名前を色々言ってみるんやけど…

蔵「………なんやあんま反応ないな?」
「そうだね…いつもは話しかけるとちょくちょく蹴ってくるのに。」
蔵「まさか!?お腹の中で何かあったんやないか!?」
「それは大丈夫だよ?蹴ってないだけでたまに動いてるから。」
蔵「はぁ…それなら良かったわ……」
「もぅ…蔵ちゃんったら焦り過ぎだよ。」
蔵「しゃーないやん?ホンマに心配なんやから。」
幸「ねぇ?まだ名前決まらないん?」
優「優ちゃんが決めたげる!」
「え?優ちゃんも名前考えてくれたの?」
優「おん!ゴジラが良ぇ!」
蔵「それは…女の子…というより人間に付ける名前とちゃうで?」
逹「パッパッ!!」
蔵「ん?たっちゃんも何か考えてくれたん?」
逹「んーん!うんち!!」
蔵「あっ…じゃぁトイレ行こうか?」
逹「出ちゃった!」
蔵「…次こそトイレでしような?」

逹ノ介のトレーニングパンツをトイレに行って取り替えてあげているとリビングから騒ぎ声が聞こえた。

幸「パパー!!」
優「早く来てー!!」

俺は逹ノ介のパンツを素早く替えリビングへ行く。

蔵「どないしたん!?」
「なんかね?萌ちゃんって呼んだらお腹いっぱい蹴ってきたの!試しに蔵ちゃんもお腹に手を当てて呼んでみて?」
蔵「…萌ちゃん……っ!?」

なんと今まで無反応やったのに凄い勢いでお腹を蹴ってきた。

蔵「そっか…自分は萌ちゃんなんやな…」
「白石との相性も良さげだし可愛い名前でしょ?」
蔵「おん!この子は萌ちゃんに決定や!白石萌ちゃん!」

〜回想終了〜
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