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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第7章 子供の名付けって悩みますよね


〜回想〜

蔵「あー!!悩む!!どないしたら良ぇんや!!」

もぅすぐ4児の父親になる白石蔵ノ介は風呂上がりに腰にタオル一枚巻いた状態で悩んでいた。

「蔵ちゃん…悩むなら服着てからでいいんじゃないの??」
蔵「風呂上がりでまだ暑いからこのままで良ぇんやて。…あぁー!!ホンマ悩むわ〜。」
「幸ちゃん達の時はわりと早く決まったのに今回はだいぶ悩んでるね?」
蔵「当たり前やんけ!?今回は女の子なんやで!?待望の女の子!我が家の長女ちゃんなんやから世界一可愛ぇ名前付けなあかんやろ!?」
「あっ……うん…そうだね?」

この時涼子は蔵ノ介の迫力に圧倒されていた。

「ところで名前の候補とか何個かないの??」
蔵「候補は色々出てきたで?でもな…何かが足りんのや!!」
「その候補ってどんな名前なの??」
蔵「えっと…候補の中で上位なのがな…『愛莉衣』って書いて『ラブリー』って名前とな?『姫』って書いて『プリンセス』なんやけど…どうや??ラブリーちゃんにプリンセスちゃん!我が家の愛くるしい長女にピッタリの名前やろ?でも何か少し足りひん感じがすんねん。」
「……………。」
蔵「ん?なんで黙っとるん??」
「………絶対にそんな名前ダメ!!」
蔵「えー!?なんでやねん!?」
「なんでやねん!?じゃないわよ!キラキラネームなんてやめてよね!!親がバカだと思われるじゃないの!!」
蔵「涼子ちゃん?関西人はバカ言ったらあかんで?アホやアホ!」
「そんなのはどうでもいいの!絶対にそんな名前付けないで!」
蔵「…………可愛ぇのに。」
「…どうしてもそんな名前付けるなら子供達連れて出て行くからね!」
蔵「えっ!?それはあかん!!お願いします!出て行くのだけは勘弁してください!!」

蔵ノ介は勢いよく土下座する。

「………土下座するなら先ず服着てからにしてくれない?後ろから見たら絶対見えてるから!」

今、蔵ノ介は腰にタオル一枚状態なのである。なかなか恥ずかしい状態だ。

蔵「見えるのは構わへんやん?」
「構うの!もぅ!……で?そのキラキラネームはやめてくれる?」
蔵「……ママの涼子ちゃんが止めるならしゃーないやん?諦めるわ。」
「良かったぁ!」
蔵「でもまた一から考え直さなあかんな…」
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