第1章 突然ですが結婚する事になりました
結婚の挨拶も無事に終え、涼子ちゃんは高校を退学した。ホンマはそのまま通わせてあげたいけど…出産直前と産後しばらくは学校どころやないから仕方ないな。
そしてとうとう役所に婚姻届を提出する時がやってきた。
蔵「…とうとう夫婦になるんやな。」
「そうだね……婚姻届出すだけなのになんかドキドキしてきちゃったよ。」
蔵「涼子ちゃん…赤ちゃんと3人で幸せになろうな?それと……」
「……ん?」
蔵「………愛しとるで!」
「私も……愛してるよ!」
こうして俺らは正式な夫婦になった。
それから順調にお腹の赤ちゃんも育ち冬に涼子ちゃんは可愛ぇ男の子の赤ちゃんを産んだ。
蔵「涼子ちゃん…よく頑張ったな。俺との子産んでくれて…ホンマ…おおきに。」
俺は我が子の誕生に感動して泣いてしもうた。
「蔵ちゃん……私…赤ちゃん産んで本当に良かったと思う。産ませてくれてありがとう。」
蔵「涼子ちゃん……これから2人で一緒に頑張って赤ちゃん育てような?」
「うん!ところで…赤ちゃんの名前どうしようか?顔見てから決めようって言ってたけど…」
蔵「俺、顔見てすぐに思い付いた名前あんねん!……最初に幸せって字を入れて…幸ノ介って名前なんやけど…どうやろ?」
「白石…幸ノ介……うん!いいね!この子は今日から幸ちゃん!よろしくね?幸ちゃん!」
幸「ふっ…ふぇ〜ん…」
蔵「幸ノ介…パパとママの間に生まれてきてくれてホンマおおきに!」
俺らは3人家族となった。
親戚にまだ若いから育児ちゃんとできるのか心配なんて言ってくるのも居った。でも涼子ちゃんは家事と育児を一生懸命やって俺を支えてくれた。たまに初めての育児で手こずって弱音吐いたり寝不足で疲れてストレス溜まったりもあったけど…俺も仕事をしながら出来る限り育児に参加したり家事もやって涼子ちゃんを支えて2人で頑張って乗り越えてきた。
終