第1章 突然ですが結婚する事になりました
俺は白石蔵ノ介23歳。無事大学を卒業して薬剤師になり薬局に勤め始めて3ヶ月経った頃、愛する彼女から衝撃的な報告を受けた。
「蔵ちゃん…あのね?…赤ちゃんできちゃったみたいなの……」
彼女は三神涼子ちゃん。実家の近所に住んでいる女子高生や。涼子ちゃんとは彼女が中学2年年生の頃から付き合い始めたんやけど今もラブラブやねん。ラブラブやからやる事やっとったんやけどな。どうやら今の地点で妊娠3ヶ月は経っとるみたいや。
蔵「涼子ちゃん……俺は…できることなら産んでほしいと思う。けどな…赤ちゃん産むとなると涼子ちゃんは高校辞めることになるやろうし今より自由は無くなると思うねん。」
「私…それでも赤ちゃん産んであげたい。だから…高校辞めてバイト増やしてお金貯めるし頑張るつもり。」
蔵「分かった。…ホンマは涼子ちゃんが高校卒業してから言うつもりやったんやったんやけど…涼子ちゃん?俺と結婚してくれますか?」
「……蔵ちゃんは私と結婚していいの?赤ちゃんできたからって結婚しなきゃいけない決まらないのに…」
蔵「俺は涼子ちゃんとやから赤ちゃん居っても居らなくても結婚したいんや。涼子ちゃん以外は考えられへんねん。……涼子ちゃんは?結婚したないか?」
「……正直、結婚も出産もまだまだ先だと思ってたから少し戸惑ってるの。でもね、蔵ちゃんとなら…結婚したいな。これからもずっと一緒に居たい。」
蔵「涼子ちゃん…幸せにしたるからな!」
それから俺らは早いうちに両家の親に結婚の挨拶に行った。かなり驚かれたし最初はあまり良ぇ顔されへんかったけど…両家の親公認の交際やったし俺らの決意が固いのを分かってくれて2人の力で頑張る事を条件に結婚を認めてもらう事ができた。