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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第4章 白石家のパパは毎日忙しいです


朝飯を食べて慌ただしく歯磨きを済ませ身支度を整えて俺は幸ノ介と優ノ介を連れて家を出る。

幸「優ちゃん?ちょっと先に外出てような?」
優「ん?うん??」

玄関で靴を履くといつも幸ノ介は優ノ介を連れて先に外に出る。俺と涼子ちゃんが行ってらっしゃいのチューするから気を利かせてくれとるらしい。

蔵「…涼子ちゃん行ってくるで?昼休みにLIN◯するからそれまで寂しくても泣いたらあかんで?」
「もぅ泣かないから大丈夫だってばぁ!」

実は涼子ちゃんはまだ新婚の頃、俺が仕事行く時に寂しいと言いながら涙目になった事があるんや!あの頃はホンマに可愛かったわ…まぁ今も可愛ぇんやけど!

「蔵ちゃん……行ってらっしゃい!」
蔵「んっ…行ってくるで!」
萌「あぁ〜!」
逹「パパ!行ってらーしゃい!」
蔵「おん!二人ともママの言うことよく聞いて良ぇ子にするんやで?」

こうして俺ら三人は家を後にする。
幸ノ介は小学生やから登校班の集合場所まで一緒に連れて行って、優ノ介を幼稚園まで送り届けるのが俺の日課やねん!
子供らを送った後、俺は職場へ向かい白衣に着替えて勤務開始や。

蔵「お薬2種類出てますね。前にも飲んだ事ある薬やから知ってるかとは思いますが、こちらの薬が咳止めになります。1日3回、食後に2錠飲んでください。それとこちらは解熱剤ですので発熱した際に1錠飲んでください。次に飲む際には6時間以上空けるようにしてください。何かご不明な点はありますか?」
女の患者「いえ………あの!!」
蔵「…はい?」
女の患者「お薬の事で聞きたいことがあった時の為に連絡先教えてもらえませんか!?」
蔵「えっと…何か不明な点がある時は薬局の方にお電話いただければ大丈夫ですので。お大事にどうぞ!」

仕事中は手袋してて結婚指輪見えへんせいなんか30歳になった今も女の人から連絡先聞かれたり渡されたりすんねん。相変わらずこういうの苦手なんやけどな…。俺には愛する妻の涼子ちゃんと可愛ぇ子供ら居るから他の女は興味ないのに!たまに男にも声かけられるし!!
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