• テキストサイズ

聖なる夜に春の訪れ【NARUTO】

第1章 クリスマスイブはあなたの為に


(あー!考えるのやめた!クリスマスイブなんだ!とことんラブラブしてやるっ!!)

なんならドキドキさせられた分やり返してやる!と私は意気込みながら
豚汁に入れるにんじんをハートにくり抜き鍋にいれる

「えぇい!好きだ好きだ好きだ!バカ!!」

ボチャボチャと音を立ててニンジンが鍋に入っていく

「…楓、何してるんじゃ」

「ひぇっ!?ぱ、パックン!?お、おかえり!」

「本当にカカシといい、楓といい…いつまでそうしてるんだか」

「ぱ、パックン、今のはね、ニンジンが好きでね…」

「カカシには内緒にしといてやるよ。
ほら、カカシの着替えじゃ。あいつの事だから2泊はするじゃろ」

(さ、さすがすぎる…)

「カカシも、楓の事が好きな気がしてるんだがなぁ…。まぁ生徒と先生じゃ難しいか。
応援してるからな。」

ペシっと柔らかい肉球で私の手にお手をする

(か、可愛すぎるよおおおお…)

「うっ…ありがとう…パックン……」

「そんじゃ。」

ボンッという音と共にパックンは消えた

ガタガタと扉を開ける音がするとカカシ先生が戻ってくる

「あれ?パックン帰ってきてたの?お礼言いそびれたな。」

「うん、言っといたよ。2泊分持ってきてくれてた」

「お〜さすがわかってるね〜。夕食はまだ作り終えてないよね?何か手伝えることある?」

カカシ先生がキッチンに立つとハートにくり抜かれた後のにんじんをみていた

「あ、それは私がもぐもぐするので…」

「ははっ、もう本当に可愛いな。こっちはサラダに盛り付けよう」

(優しいなぁ…)

私はカカシ先生の横に行き一緒に夕飯作りを再開した
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp