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妖人恋
第2章 名も無き
人間とも妖怪にも見えぬ雰囲気
もしや
「お主、幽霊族の生き残りか?」
「幽霊族?そんな高貴な一族などではありません。私は··ーー」
ふわっ
「ーーーー!」
「どうしました?」
「な··んでもない」
今。何が起きた··?
女子の口が開いた時に、桜の匂いがしたと思った
何かを、隠したように···
✿✿✿
からん·····ころん···
(··夜風が気持ちいいの、女子の世話になって3日か。)
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