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妖人恋
第2章 名も無き
目を覚ますと知らない部屋にいた
「ここは···!(まさか!)」
がばっ!
(···怪しい気配はせぬ。女子の気配しか)
ぱたぱた
すー···。
「あっ、目が覚めましたか?」
「貴様は、誰じゃ」
「私は、···✿です」
「✿?··名が隠されておるのか?」
「隠されてるより、名が無いんです。でも村人達からは✿って呼ばれてるので」
「···お主」
ぐうぅ···
ふわっ
「丁度作っていたんです、先ずは食べて休んでください」
「面倒になる」
不思議な女子じゃ
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