第3章 ちりぢり
「~~♪」
「あぶーーあぶぁ」
あの血桜の下で私は探し道を教えて消えた
だけど、私は再度目覚めた。
「よしよし、お〆変えようね」
何故だか分からないがきっとまだやり残しがあるからだろう
血桜は折れ、皆は希望の子に全てを託した。
なら何故私は託せないのか
「よし、出来たよ」
「あぶぁあぶぶ」
(あの方と奥様に似ているわ。きっとこの家の主は優しくて強いんだろうな··)
✿✿✿
がらら
「ただいま」
ぱたぱた
「おかえりなさい」
「···お守りの人は?」
「時間だから帰ったよ、明日以降も来てくれるからね。さーて夕飯の支度しなきゃ」
ぱたぱた
(···雇い主、か)