第3章 ちりぢり
がりがり
「··で。いつから来るんだ?」
「今日からさ!あんたが仕事行った後に来てくれるよ。赤ん坊良かったね~~おばばの代わりに若い人が来てくれるよ~~」
「あぶぁ」
「···じゃあな鬼太郎」
✿✿✿
「ここにお〆が置いてあるからね。台所には鬼太郎のご飯もあるから時間を忘れずにね···でいいのかい?いくら子守りの雇い人なのに家事までしてくれるなんて··」
「いいえ。今はお互いが助け合いですから私に出来る事はします」
「あんたは見かけない女子だね。髪色が白髪かい?白髪よりやや銀が入ってるような」
「これは··親譲りなんです」
「そうかい。なら頼んでいいかい?」
「ドンと来い!」
(不思議な女子だね···)