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短編集 何度でもあなたに恋をするR18

第1章 好きと言わせたい




「まだ出てこない……
 まずっちの好きなものとか…
 興味のあることとか…知るのが1番っすよね!」



俺はっちが出てくるまで冷静にゆっくり考えた。



中学3年一緒だったけど…
俺はっちが好きなものとか…
何も思い浮かばなかった



中学の頃は毎日…っちに好きって言い続けてた…
言い続けてたら、っちも…
俺の気持ちに応えてくれるはず…
そう想っていた…






いや…そうじゃないっすね……



俺は他の女の子と同じようにっちも俺の事…メロメロになるくらい好きになる…そう思い込んでいた。


だから…安心していた



でも現実はそうじゃない…
メロメロどころか…恋愛対象としてみられていないなんて…
ましてや…この海常には笠松先輩がいる…
のんびりしてたら…絶対手遅れになるっす…



それに……



俺は3年間一緒だったのにっちの事何も知らない。
だから…まずは知ることが大事っすよね…



そうこう頭の中で思い巡らしているとっちが1人で校門から出てきた。



よし……尾行開始っすね…!



俺はっちに気づかれないように後ろから距離を置いて尾行した。

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