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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第7章 ライムを添えて ※




蕩けた瞳に濡れた唇、首筋に付けたキスマークが俺を誘う。

指で達したミモザは脱力し、思うように口が回っていない。


このまま抱いても明日になったら忘れてるんじゃねぇか?

初めてコイツを抱くというのに、覚えてないと言われるのは結構堪えるような気もするが・・・。




なにより・・・・・・今はゴムを持っていない。

生で挿れてしまったら途中で外に出すのは不可能だ。




側にいると触れたくなってしまう為、ミモザが寝るまで部屋の外にいることに決めた。



「ジン・・・ッ!!」

「なッ・・・お前・・・・・・」



部屋を出ようと歩き出すとミモザに呼び止められ、ぎゅうっと背後から強く抱きしめられる。


コイツから抱き付かれるとは思いもせず、突然のことに動揺してしまった。



「ジン・・・・・・離れ・・・ない、で・・・・・・側に・・・いて・・・・・・」


俺を殺す気かよ・・・。

こっちは死ぬ気で堪えてるんだぞ。


ミモザのか細い声が俺の心を震わせる。



「・・・・・・外で煙草を吸ってくる。シャワー浴びてろよ」

「いやっ!!・・・・・・ジン、お願い・・・。抱いて・・・ください・・・ッ」



耳を疑った。

「抱いてください」・・・・・・?

ミモザが言ったのか・・・?



ドクンと下半身に血液が集中し、服の下から早く出せと押し上げている。





「ジン・・・好き・・・!抱い、て・・・ほし・・・・・・」

「バカ野郎!それ以上言うな・・・ッ!!・・・・・・今日は・・・無理だ・・・」

「や・・・いやっ・・・・・・な、んで・・・いつ・・・も・・・・・・!!」



泣いているのかグスッと鼻を啜る音がして。


泣く程のことかよ・・・。

もしかして、コイツも今まで我慢していたのだろうか。



俺だけが求めていて・・・俺だけが欲しているのだとばかり思っていた。

お前も・・・・・・同じ気持ちだったと自惚れても良いのか?



「ジ、ン・・・・・・行かな・・・・・・で・・・・・・っ」

「ミモザ・・・・・・」



俺を求め必死に縋り付いているミモザが愛おしくて仕方がない。

愛している女にここまでされて・・・断れるわけねぇだろ。






ミモザの手を緩めて後ろに向きを変え、ありったけの想いを込めて力強く抱きしめた──


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