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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第7章 ライムを添えて ※



♦︎♥︎♦︎


あの日から1ヶ月ほど経ち──



ジンには相変わらず呼び出されていたが、身体の痕を見られるのを恐れ、適当に理由を付けて行かなかった。



「もろ・・・・・・スコッチ、お久しぶりです」

「あぁ。・・・ミモザ、大丈夫か?アイツに聞いた」


アイツとは・・・降谷さんのことだろう。

この2人は子どもの頃からの幼馴染で今も仲が良いらしい。

大丈夫とは?別れたことを言っているのか、無理矢理されたことを言っているのか・・・。




「・・・はい、お騒がせしてすみません。私は大丈夫なので気にしないでください!でも珍しいですね、スコッチがアジトにいるなんて」


「そのことなんだが・・・ミモザ、最近ジンとはどうだ?」

「え・・・?」

「ミモザとジンの関係について、報告がないから見てこいって煩いんだよ・・・アイツ」



私が隠していると思い、スコッチに偵察に来させている、と。

ジンと恋人関係になって抱かれたとしても、報告するつもりはなかったが・・・。

わざわざ本当のことを教えてくれるなんて・・・スコッチは正直な人だな。



「すみません・・・お手数をお掛けして・・・」

「はははっ!真面目な所は変わらないな!アイツはさ・・・あぁ見えて結構、不器用な奴なんだ・・・」




あなたは何も悪くないんだから・・・そんな申し訳なさそうな顔をしないで。


ジンとは恋人になるどころか、あれから2人きりにもなっていない。

だから伝えることがないだけなのに・・・。


降谷さんの話をしながら苦笑するスコッチに、胸がキュッとなった。















「邪魔だ、どけ」



威圧的な声が上から降ってきて、ドキッと鼓動が高鳴る。


冷たい目で私たちを見ているが・・・何故だろう。


出会った頃なら確実に怯えるほどの怖さがあるのに、どこか甘さが含まれているような気がして愛おしく感じた。















・・・・・・愛おしい?











あぁ・・・もう、自分をごまかすのは限界かもしれない・・・。


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