第6章 揺れ動く心 ※
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───・・・・・・お前が好きだからに決まってる。
うなじと乳首を弄られ、身を捩っていたミモザの動きが止まった。
そして恐る恐る、後ろにいる俺と視線を合わせる。
潤んだ瞳が揺れていて、その切ない表情に胸が張り裂けそうな思いだった。
「あ・・・・・・新入りなのに気に掛けてくださってますもんね!いつもありがとうございま・・・」
「愛してる・・・ミモザ・・・」
驚いて目を見開くミモザの後頭部を抑え、唇を重ねる。
咄嗟に固く閉じられた赤い唇を舌でこじ開け、口内で逃げるソレに絡ませた。
大きく開いていた瞳は俺を視界に入れぬよう、瞼に皺ができるほどこちらも閉じられて。
俺を拒否する態度に腹が立ち、スカートを捲り上げ下着に手を這わせた。
「いやっ!!そこは・・・触らないで・・・ッ!!」
「フッ・・・洪水じゃねぇか。身体は正直だよなあ?」
「あぁ、んッ・・・・・・だめ・・・・・・」
「嫌いな男に触られて感じてるんだろ?やはりお前は淫乱女だな」
下着を下ろしナカの具合を確かめると、トロトロの愛液が溢れていて指が奥まですんなり入った。
肌を見せるなと散々言っているのにも関わらず、背中の開いた服とタイトなスカートで俺の部屋に現れたミモザ。
髪は解かれたままで、俺のコートを握りしめて・・・。
服装以上に目を見張ったのはコイツの顔。
化粧を施したツラではなく、殻を剥いた茹で卵のようにツルンとした白い肌に眠そうな幼い目元。
普段と比べて薄い印象だが、小さい唇は赤くてふっくらしていて・・・奪いたくなるほど唆られた。
「やっ、ん・・・・・・も・・・立てない・・・・・・」
「しっかり手を付いてろ。上も下も硬くなってる・・・・・・誰に弄られてこうなってるんだ?言えよ」
「はぁっ・・・やめ・・・てぇ・・・んぁっ!」
全身を震わせて力が抜けるほど感じているのに・・・ミモザの口から出てくるのは俺を拒絶する言葉ばかり。
扉に手を付いて耐えている背中を抱きしめ、敏感な部分を攻め続けた。