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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第6章 揺れ動く心 ※




次第にジンの手は胸に移動し、服の上からゆっくりと揉み始めた。


「ふ・・・あッ!やめて・・・」

「また露出の多い服を着て・・・・・・お前から誘ってるようなもんだろ」

「ちがっ・・・んぁ・・・・・・いや・・・ッ!」



レロッと背中に舌の感触がして思わず反り返る。


何も考えずに選んだため、背中が開いたデザインの服を着てきてしまった。


・・・だからと言って、なぜ私に手を出すのかわからない。



「はぁ・・・んっ・・・ジン・・・・・・もう、やめ・・・」

「さっきから、やめろやめろ言いやがって・・・うるせぇんだよ!黙ってろッ!」

「んっ!!」



ジンは私の頭を掴んで顔の向きを後方に変え、強引に唇を押し付けた。

喋る隙を与えないようにしているのか、唇を合わせたままヌルッと舌が侵入してくる。


「んくッ・・・・・・んん・・・!!」


口を塞いだまま服をたくし上げ、プチッとブラのホックを外された。


フロントホックなのにスムーズに外せるなんて・・・・・・女性に慣れている証拠だ。



「んッ・・・ん、は・・・ッ!!」



繰り返されるキスに、だんだんと息が苦しくなってきて。

ジンの腕の中から出ようと落とさないように持っていたコートから手を離す。

その時に触れた筋肉の付いた身体に気持ちが昂り、肌に触れてしまったことを悔いた。



「ふ・・・はぁッ・・・・・・離して、くださ・・・」

「・・・お前も期待して来たんだろ?悦んでるじゃねぇか」

「き、期待なんて・・・・・・」


していない・・・・・・と、自信を持って言えない。



任務中にキスをされた時は、もっとして欲しいと身体が疼いてしまったし・・・

「来い」と彼からのメッセージを見た時も、もしかしたら・・・と呼び出されたことに浮かれていた。



私の中の蕾が膨らみ、開花してしまったら・・・この先どうなるのだろう。



少なくとも今夜は降谷さんに・・・零に会うんだ。


きっと彼に会えば・・・恋人として向き合えば、ジンに対する気持ちは勘違いだったと気付けるはず。


私に必要なのは零だと・・・思い出せる、はず。


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