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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第14章 平穏な日々 ※




「・・・・・・・・・ジンは?」

「は?俺がハニートラップをやるわけないだろ」

「そ、そうじゃなくて・・・・・・抱いたんですか・・・?あの子・・・ギムレット・・・」

「・・・・・・」





ホテルのベッドに寝かせ煙草を吸いながら待ってみても、一向に起きなかった。


もうそろそろ良いだろうと丸まって眠る彼女に覆い被さる。




・・・寝てる姿も整っているとは・・・今までどれほどの男を魅了してきたんだ。



ちゅっ・・・と控えめな音を立て、首筋や耳に唇を落とす。

この甘い香りが食欲を唆る。




早く食っちまいてぇ・・・・・・。




押さえ込んでいた欲望がムクムクと湧いてきて、が目覚めた時にはこちらも完全に勃ち上がっていた。






俺の情けない嫉妬は、の優しい言葉に安心させられて。


改めて柔らかい胸の膨らみを堪能しようと手を動かそうとした時、彼女から問われた。





"ギムレットを抱いたか"




正確に言えば抱いてはいない・・・・・・が。


口付けや、意識を失うまで指でイかせた・・・と正直に話すべきだろうか。



ギムレットに対して欲情も興奮も全くしていない。


しかし、記憶が戻るなら・・・と、ヤケになり抱こうとした。




マジで情けねぇ。




に嫌われるかもしれないと考えるだけで、事実を話すのを躊躇ってしまう。


そんな俺を、眉を下げて心配そうに見上げるが可愛くて、益々申し訳ない気持ちになった。




コイツに関しては誰にも見せられない自分がいる。





「・・・無理に言わなくて大丈夫・・・です。仕方ないですよね!事故みたいな・・・もの、ですもんね・・・・・・」

「、待て。抱いてねぇよ」

「え?本当ですか・・・?」

「抱いてねぇ・・・・・・が、悪ぃ。手で・・・ヤった。キスもした」




ヒュッと息を呑む音が聞こえた。


あの時の自分を殺したい。



好きな女を傷付けんなよ。




の反応が恐ろしくて、生きた心地がしなかった。


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