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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第13章 キスで目覚めて ※





火照った顔で「キスがしたい」と懇願されて、拒む理由がない。

先程、ミモザの呼吸を整える為にした口付けで蘇った記憶。



──全てを思い出した。

コイツが俺にとってかけがえのない存在だということを。


馬鹿の一つ覚えのように、何度も必要ないと拒否してしまった理由は不明だが・・・。

心の奥底では、想いは変わっていなかったはずだ。



その証拠に誰一人として女を抱いていない。

あの女の全裸を見ても口付けても、何の興奮材料にもならなかった。

ミモザのことは考えるだけで身体が疼くというのに。



「名前・・・・・・教えろ」

「ん・・・・・・、です・・・」

「・・・か。お前に似合ってるな」

「え、あ・・・っ、あぁッ・・・!!」



やっと名前を呼ぶことができた。

ずっと・・・ずっと知りたかった名前。

コードネームでも偽名でもなく、愛している女の本当の名前を。


力を抜くよう耳元で囁きながら、昂った自身を挿入する。

声だけでも感じるのかナカがキュッと締まり逆効果だったが、コイツの元に帰ってきたのだと実感した。



久々に可愛がってやりたいのに余裕がない。

ドクドクと精液が上がってきているのを感じる。

歯を食い縛り、善い箇所を突いてやるとの艶やかな表情に理性を削がれた。



「クッ・・・、可愛いな、この野郎・・・ッ」

「なっ、ん・・・何言っ・・・はぁ、んっ・・・!」



盛ったガキのように興奮が収まらず、血色の良い唇に口付けながら無我夢中で抱き続けた。


ギリギリの所で自身を引き抜き、の腹に欲望を吐き出す。

綺麗な肌を自分が汚したという優越感。

まだ硬さを保っているが、これ以上車内で無理はさせられない。




「ジン・・・・・・」

「ッ・・・・・・」


そんなこちらの葛藤などお構いなしに、潤んだ瞳を輝かせるに気持ちが揺らいでしまいそうだった。



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