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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第12章 すれ違い ※




「君が俺の元へ戻るまで諦めない・・・どんなに汚い手を使ってでも・・・ッ」


「んっ、や・・・ふるっ・・・や、さん・・・!!」


「違う・・・・・・零って呼べよ・・・」



口内の奥の方で舌を絡められ、グチュグチュと唾液の音が響く。

合間に流れる唾液を舐め取られ、再び唇を塞がれる。


呼吸をするのもやっとで生理的な涙も流れてきたが、だんだん抵抗する力が入らなくなってきた。


力が弱まったことに気付いた降谷さんの手が、私の身体のラインを這い始めて。


胸の膨らみに到達すると服の上から思い切りかぶりつかれた。



「いッ・・・!!い、や・・・ふる、や・・・さん・・・。やめて・・・くださ・・・!!」



噛みちぎられるのではと思う程の痛さで。

身体は震え、涙が止まらない。

恐怖を覚えて掠れた声を振り絞り、助けを求める。




「・・・愛してるんだ・・・・・・・・・。君を手放したことを後悔している・・・」


「嫌・・・・・・もう、無理・・・です・・・・・・私は・・・」


「ジンにはもう必要とされていない!奴の恋人はギムレットだ。君ではなく、あの女を抱いたんだ!!」


「・・・・・・え?・・・何で・・・知って・・・」



何故、その件を降谷さんが知っているのか。


言い終えた彼の顔が青ざめた。



ギムレットがジンに抱かれたと言っていたのは昨夜のこと。

彼女が私に話している時、降谷さんはその場にいなかったのに。


ずっと抱いていた疑問が浮かび上がってきた。




「降谷さん・・・・・・ギムレットと・・・繋がってる、んですか・・・・・・?」


「・・・・・・」



鋭い視線が、スッと横へ流された。



長い沈黙────



その間も彼に掴まれたままで動けずにいた。


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