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【名探偵コナン】色あせぬ恋【R18】

第11章 私の居場所




「・・・・・・降谷さんも・・・あの人と同じことを言うんですか・・・」



ジンと同じように、"必要ない"と。



「・・・はよくやってくれた、充分だ。ジンの記憶がいつ戻るのか・・・・・・戻らない可能性もある。もう、ミモザはお終いだ。お疲れ」


「・・・・・・ですが、裏切ったと追われて殺されるのでは・・・」


「心配ない。長期の任務に行くことになっている。その後は・・・僕に任せてくれ。今まで辛い思いをさせてすまなかった」


「っ・・・・・・」




潜入を言い渡された時は辛かった。

何故私なの?と、降谷さんを恨んだ。



しかし、今の方が・・・・・・ミモザはお終いだと言われた今の方が、辛くて心が痛いよ。



長期の任務中に死んだことにされるの・・・?






偽物の私だけど、ジンから愛を受けたのはミモザで。


そのミモザを消してしまったら・・・二度と会えなくなる。


二度とあの人からの視線を感じられなくなる。





「そんな、急に・・・・・・」


「・・・とりあえず、アジトにある荷物は僕が持ってくるから。君はもう行かなくて良い」


「だっ大丈夫です!!自分で行きます!!」


「そうか。では、頼んだぞ」









────あぁ・・・嵌められたのか・・・。







別にこれといった物は置いていないが・・・・・・見られたくない服と下着がある。




ジンが怒ってくれるかもしれないと、露出の多い服を買った。



いつ抱かれても良いように、お気に入りの下着も買った。




私のことを思い出してほしいという思いだけで、この1年たくさん買い揃えたものは降谷さんに見られたくない。




自分で取りに行くと言ってしまった手前、後戻りはできなくなった。






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