第9章 渡さない ※
さっさと消し去りたい。
鼻を刺激する不快な匂いも、ミモザに近付くいけ好かない野郎も・・・──
ミモザの敏感な場所を攻めると甘く艶のある声で俺を魅了する。
先端からダラダラと垂らしているモノは、身体で擦られ赤黒い凶器になっていて。
コイツに触れると毎回限界を超えてしまう。
何度挿れても、何度出しても足りず、際限なく求めてしまうんだ。
「はあ・・・・・・ミモザ・・・・・・愛してる・・・ッ」
「あッ・・・!あぁ・・・んっ!!ジン・・・!!」
愛してる・・・お前の為なら死んでも構わない・・・
「はあ・・・クッソ・・・・・・手と脚、回せ」
「え・・・・・・っあ、んんッ!!」
壁に凭れさせ片足を俺の身体に巻き付けて。
お互いの身体で挟まれた陰茎を濡れそぼった蜜口に押し当て、ヌルヌルの愛液で滑らせた。
「あっ・・・ジン、やだ・・・・・・早く・・・!」
「早く・・・・・・何だよ・・・ッ・・・」
「あ、んっ・・・!ジンが・・・欲しいっ・・・!」
ドクンッとミモザの言葉が胸に刺さる。
いくらでもくれてやる。
お前にしかやる訳がねぇ。
「ッ・・・二度と余所見するなよ・・・」
「はあぁ・・・っん・・・」
唇を重ねながら、腰を引き奥の奥まで一気に熱い俺自身をぶち込んだ───
シャワーが降ってくると音と身体がぶつかり合う音。
その中でミモザの感じている声が聞こえて頭がクラクラしてくる。
「んッ・・・はぁっ・・・・・・んあぁ・・・!!」
ミモザの腰を強く掴み、僅かな隙間も許さないようググ・・・っと密着させて。
俺の形を焼き付けるようにナカに教え込んだ。
─────俺以外、受け入れられない身体になればいい。
「ふっ・・・ン、ああぁ・・・ッ」
密着しているだけでミモザが達し、ナカがピクピクと痙攣したことで俺の理性は簡単に切れた。