第12章 2回目のvsイレイザーヘッド※微
相澤side
自分の両手両足に錘を付けながら、俺は中で着替えるの事を考えていた。
に合格点に満たない場合除籍処分にすると言った。
半端に夢追わせるほど残酷なものはないと思うからだ。
あいつは特に驚くこともなく別に構わないというような反応だった。
本当にヒーロー目指してるのか?それとも、相当腕に自信があるのか。
相手の個性がわかる個性......
強いとは思う。だが実際対ヴィランとなったらその個性で何ができる?その個性をカバーするだけの身体能力があるなら話は別だが......。
まぁ、あんな華奢な身体にそれは持ち合わせてないだろう......。
残念だがあいつは......
『相澤......せんせっ...お待たせしました......』
扉の向こうでが声をかけてきた。
早すぎねえか?女子は着替えに時間がかかると思ったが......まだ3分も経ってねぇぞ......
恐る恐る扉を開けると、黒のキャットスーツに身を纏ったが下を向き落ち着かない様子で立っていた。
「っ!!」
あぁ......。本当に目のやり場に困る。
ピッチリと身体を纏っている黒が彼女の曲線美をはっきりさせていた。一瞬こいつの教師であることを忘れそうになる。
チッ......ミッドナイトさんじゃあるまいし......
大きく開いた胸元を見て思う。
『ちゃんと、要望書いておけば良かったです......アハハ...』
「...っっ荷物はその辺置いておけ。階段降りると広場があるからそこでやる。さっさと終わらせようか。」
それにしてもやっぱりこの錘、重いな......
超えてみろよ。俺を。