第9章 初めての制服
『ねぇ黒霧!ネクタイの付け方教えて!』
「ええ。ここを交差させて...こうして...」
黒霧の分かりやすい説明のおかげもあってか、以外と簡単にネクタイを付けることができた
『へへっ....2人ともどう?可愛い?』
はその場でくるんと1回転しスカートを翻してみせる。
「、襟が立ってます、それとボタンも掛け違えてます。」
『んっ...へへ...くすぐったい...黒霧...』
「失礼...」
母親のようにの掛け違えたボタンを素早く直し、襟を正してやる黒霧。
『ありがとうっ!黒霧』
「似合ってますよ、」
『ねえ、弔くんどう?』
さっきから何も言わずに見てる死柄木にが聞いた
「スカートが短い。お前は、パンツを、見せに、雄英に行くのか?」
カウンターに肘をつき、一言一言強調し、おもしろくなさそうに言う死柄木
『えー!そんな言い方しなくてもいいじゃんね、黒霧』
威嚇する猫のようにキッと死柄木を睨む
「あぁ......USJ襲撃の時の仮面持ってるか?」
『ん?あるよ?』
「念の為、常に身体の中に入れとけ。万が一の時顔を隠せるように」
『了解』
「それと、、ヒーローコスチュームはどうされますか?あくまでヒーローを目指す生徒として雄英に入りますので、一応コスチュームは必要になるかと。」
『んん...個性がスパイアイしか使えないとなると、私は素手しか戦う術がないからなぁ。動きやすいのがいいかな。ん。なんでもいいや。』
「かしこまりました。それで手配させていただきます。」
は鏡の前でまるでどうでもいいと言うかのように、制服に着替えた自分の姿をくるくると色んな角度から見て目をキラキラさせていた。