第9章 初めての制服
死柄木side
初めての制服に顔に嬉しさを隠しきれず笑顔を満開にする
ハッ...たかが制服だろ。
『えー!制服だぁ!可愛い!!黒霧!着てもいい?』
黒霧の返事を聞く前に、個性で服を脱いでいく
「え、えぇ。ちょっ....。.....はぁ。」
おいおい。勘弁してくれよ。俺はともかく、黒霧もいるだろうが。
セックスの時は恥ずかしがったくせになんで昔からこういう時は平然と脱げんだよ。
「相変わらずの痴女だな...」
『ねぇ黒霧!ネクタイの付け方教えて!』
「ええ。ここを交差させて...こうして...」
黒霧にネクタイの結び方を教えてもらう。不器用ながら頑張って結ぶその姿がまた可愛い。
『へへっ...2人ともどう?可愛い?』
あぁ...そんなスカート短くしてどーすんだよ。つかパンツ見えんじゃねーか。
「、襟が立ってます、それとボタンも掛け違えてます。」
『んっ...へへ...くすぐったい...黒霧...』
「失礼...」
の襟を直してやり、ボタンを掛け直していく黒霧。
あぁ...クソ。黒霧は素でやってんのか?もだぜ。ボタンくらい自分でやれ。そんな蕩けた顔見せんな。
『ありがとうっ!黒霧』
「似合ってますよ、」
『ねえ、弔くんどう?』
「スカートが短い。お前は、パンツを、見せに、雄英に行くのか?」
違うそんな事が言いたい訳じゃない。
隙をみせるコイツと平然とに触れる黒霧になぜか苛立ちを感じそんな事を言ってしまった。
『えー!そんな言い方しなくてもいいじゃんね、黒霧』
ほっぺを膨らませてジッと睨む。
そんな顔も可愛くて仕方ない。
「それと、、ヒーローコスチュームはどうされますか?あくまでヒーローを目指す生徒として雄英に入りますので、一応コスチュームは必要になるかと。」
『んん...個性がスパイアイしか使えないとなると、私は素手しか戦う術がないからなぁ。動きやすいのがいいかな。ん。なんでもいや』
こいつならなんでも似合うんだろうなと、らしくもない事を思いながら俺は黒霧との会話を聞いていた。