第25章 新しい生活※
『あぁッ....やッ...ぁ...』
背中に回ったレイザーヘッドの片手は器用にブラジャーのホックをプツンと外した。
ゆっくりとキャミソールと外されたブラジャーを取り払っていく。上半身一糸纏わぬ姿になった私にイレイザーヘッドの熱い視線が突き刺さり、咄嗟に腕を胸の前でクロスして身体を隠した。
「綺麗だよ。ちゃんと見せて。」
『や...っ...んん...』
そう言いながら私の頭の横に両肘をつき、再びキスの雨が降ってくる。
唇からだんだん下へと降りていき、首筋、鎖骨とリップ音と共にキスの嵐は止まらない。
「ここは随分と主張が激しいみたいだが」
胸のあたりでピタリと動きを止めてイレイザーヘッドが言った。
『っ、知らない....』
「その強情もどこまで続くか見ものだな」
ハラリと落ちた前髪と前髪の間から覗く目を鋭く光らせニヤリと笑いながら言うイレイザーヘッドに心臓が鼓動を打った。
そのまま胸の先端を口に含まれ舌先でコロコロと弄られた。ベンチでの出来事とは違い今ここでは完全に主導権はこの男にあるのだと知る。
『やっ...んぁ....ッ...イレ...イザ...ぁ.....』
「イイ声出すようになってきたな」
『あっ...そこで喋っちゃ.....だ、めッ...』
私のお腹のあたりに自身の硬くなったものをぐりぐりと押し付けながら愛撫を続けるイレイザーヘッド。
『んぁぁ....!』
履いていたショートパンツの下に手を滑り込ませショーツの上から敏感な割れ目をつう、となぞられ上擦った声が出てしまい慌てて口を抑えた。
「フ...ちゃんと感じてくれてる様でなにより」
既に濡れそぼっている下着に意地悪そうな笑みを浮かべるイレイザーヘッド。
『...ッ、言わないでよ』
「脱がしてもいいか?」
イレイザーヘッドの問いかけに何も言わずに首を縦に振った。
私がここに来た時点で答えなんて出てるのに、わざわざ聞いてくるのはまだ彼の中で一応は罪悪感のようなものがあるのだろうか、とわずかに残っている理性で考えた。