第25章 新しい生活※
「ほれ。」
画面越しに白い紙をひらひらと見せびらかすドクター。そこには雄英高校、全寮制度の案内と書かれていた。
「えー!ちゃん雄英の寮に入っちゃうのですかぁ?ヤ!トガ寂しいのですッ」
『私、行くよ弔くん。』
何かを決心したかのような、のその口ぶりに驚いた。林間合宿ですら、行きたくないと言ってたやつが自分の意思で雄英の寮に入ると言っている。
あぁ、そう。
「そのつもりだ。そんで────」
でも、ただ行かせるだけじゃつまらない。
そう思った俺はに命令を出す。
「雄英に戻ったらイレイザーを殺せ」
自由にはしてやる。
ただ、自分がヴィランという事だけは忘れるな、そんな意味を込めてにそう言った。