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【ヒロアカ】白は黒になるが黒は白にはならない

第25章 新しい生活※



死柄木弔side

神野で先生が強制的に発動した黒霧のワープゲートで俺らはとある部屋に飛ばされた。

ワープゲートに身体を持ってかれる直前、俺が先生に聞こうと思っていた事。の事だ。あいつの......身体の事だ。

今聞いておかないと、当分先生に会えなくなるような気がして咄嗟にそんな言葉が出ていた。

結果、俺の聞きたかった事は聞けずにそのままワープゲートに引き摺り込まれた。

そして先生はオールマイトにやられてタルタロスに運ばれていく姿をテレビで確認した。つい数分前の出来事だ。




「おい、死柄木......死柄木って!」

「あ...?」

「あ?じゃねぇーのよ。ずっと呼んでたっつーの。」

珍しく素顔のコンプレスが俺の顔を覗き込んでいる。どうやら俺は何度もこの男に名前を呼ばれていたらしい。

「弔くん大丈夫ですかぁ?ずーっと怖い顔してましたけど」

「大した事ねぇ。考え事してただけだ。」

「ちゃんのことか」

あながち間違っちゃいない。先生にのことで聞きたいこともあったが、が雄英のガキどもの逃走に加担していた事も気になる。



は今どこにいる...?アジトは警察に突き止められた。でもがあそこに戻る可能性もなくは無い。



「黒霧、アジトの周辺を隈なく探せ。をここに連れて来い。」

「ですが死柄木弔、アジトは今、」

「アイツは戻るはずだあのアジトに」


黒霧の言葉を遮り俺がそう言えば、かしこまりました、と一言告げてワープゲートに消えていった黒霧。


1人別室に移動し、ベットに仰向けになり考える。

あいつは...は何を考えてやがる?思えば雄英に潜入させてから変わったことばかりだ。


その裏にはあの男の、イレイザーヘッドの陰がチラついてしょうがねぇ。



しばらく悶々と考えていると隣の部屋から、トガの喜ぶ声が聞こえてきた。が帰ってきたようだ。

怠い腰を持ち上げて隣の部屋へ移動した。


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