第22章 林間合宿 3日目※
荼毘side
の襲撃の合図を受けてから死柄木から貰った、俺仕様の脳無に指示を出してが気になっていたプロヒーローを殺らせた。
殺らせたと言っても、俺は会ったこともねェが
と死柄木が先生と呼んでいるヤツがどうやらその個性を欲しがっているようなので気絶させた程度だが。
その後はすぐにプロヒーローの足止めをすべく、トゥワイスのコピーの俺が施設前でイレイザーヘッドと交戦するも、所詮はコピー。すぐにやられた。
だが、にコピーの俺にもしもの事があればお前が足止めをしろ、と頼んでいたので大丈夫だと思ってた。
なのにこれだ。
今、俺の後ろには俺の腰に手を回し抱きつくがいる。
.....可愛すぎんだろ。
「お、から誘ってくるなんて嬉しいねェ」
余裕こいて間延びした声でそうは言ったが、内心は今すぐにでもコイツを抱きたくなった。
『さっきトガちゃんにもギュッてしたらなんか安心したから。』
「んだよ。誰でもいいのかよ。」
イカれ女の二番煎じかよ。
「じゃあちゃん!俺に甘えてもいいんだぜ!ほら来いよ!こっち来んなよ!」
トゥワイスにそう言われて、俺から身体を離し
好奇の目をトゥワイスに向けた。
気に入らねェ。
トゥワイスに向きかけた身体を再び俺へ向け正面から向かい合った。
「ダメだ、トゥワイス。コイツは今俺に盛ってんだ」
『別に盛ってるわけじゃ.....』
口を尖らせて言う。
あ、と思い出したかのように言葉を続けた。
『ねえ、そういえばさっきマンダレイのテレパスで私達の目的がかっちゃんだって事バレてたよ。誰かが情報漏らしてる。』
「ハ...まじかよ。さっきすげェ地響きが聞こえてきたけど誰だ?」
質問を口にしながらを腕の中に収めた。
そうすると珍しく、が俺の胸に猫みてェに頬を擦り寄せてきた。
....なーんかさっきから様子がおかしいんだよな。
コイツがこの場に来た時点でおかしいとは思った。命令に忠実なコイツが自分の持ち場を離れてわざわざここに来た意味を考えた。