• テキストサイズ

【ヒロアカ】白は黒になるが黒は白にはならない

第22章 林間合宿 3日目※





トガちゃんがいなくなって、また1人になる。
寂しい。1人は嫌い。色々と考えたり思い出してしまうから。小さい頃周りに忌避されてきた事とか、親から捨てられたこと、先生がオールマイトにやられてしまった事。それからさっきのイレイザーヘッドの事。


3日間連合のみんなとまともに会ってなかったから身体の感覚もおかしくなったのかな。


紛らわすようにして木の上に登り森を見渡した。先ほどよりも至る所で黒煙や土煙があがっている。


そこで再び全身を電流が駆け抜けた。


───ヴィランの狙いが1つ判明!狙いは生徒のかっちゃん!かっちゃんはなるべく戦闘を避けて、単独では動かないこと!分かった?かっちゃん!


マンダレイのテレパスに身体が固まる。



なんでこっちの情報漏れてんの。


誰かがやられた?


しかもマンダレイは爆豪くんじゃなくて、かっちゃんと呼んでいた。かっちゃんなんて呼び方するのは私とデクくん、たまに上鳴くんも呼んでいるけど、彼は補習で恐らく施設から出れてないはず。じゃあ......まさかデクくんが誰かを倒した?

だとすればさっきトガちゃんが言ってた、ボロボロのデクくんにも納得がいく。トガちゃんとイレイザーヘッドのところに来るまで誰かと戦ってたって事になる。


『......。』


森をぐるりと見渡した。
とりあえず、あそこかな。

身体の中から通信機を取り出し耳に付ける。

再び仮面を付けて蒼炎が1番濃く上がっているところを目指した。




/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp