第22章 林間合宿 3日目※
ビー玉の音がした方へ舌を伸ばすが、ミスターの意地悪な舌がそれを許さない。
『んん...ッ...ぁ.....ふ...』
「ん......」
口内で私とミスターの熱が混ざり合い、次第に淫らな水音が静かに漏れ始めてきた。鼓膜に直接響く水音に、ミスターの熱い吐息に頭がクラクラしてきて気持ちよくなってきてしまう。それはそれはもう本来の目的なんて忘れてしまうほどに。
『あ.....ンッ...』
木の上だから大丈夫だ、手は出してこないだろうと、油断しきっていた私がいけなかった。
ミスターが下着姿の私の胸の谷間を人差し指でつう、と優しくなぞった。ぞわぞわとした刺激に思わず身体跳ねてしまう。
胸の輪郭をなぞるように丸く往復されたあと、形を変えるようにして優しく揉まれていく。
『んあ....ッ...だめ、みすた...っ...』
「ちゃん、お口が止まっちゃってるよ?」
『ん...ッだって......み...すたッが...ぁ...触るから...』
「んー、じゃあもうコレはいらない?」
チロリと舌の上に乗せたビー玉を見せつけるように出したミスター。胸を揉む手は止まらなくて、呼吸もどんどん荒くなってきた私は横に首を振るので精一杯。
「ん、じゃあもう少し頑張ろうな。」
ミスターが手を止め再び目を瞑った。今度こそ。整った顔に自分の顔を寄せて唇を押し当て舌を割り入れビー玉を探す。
『んぁ.....ッ...!』
もう...この男は......!
ミスターの手が下着の下へ入り込み、胸の先端を弄り始めた。親指と人差し指で強弱をつけ捏ねるようにクニクニと弄られる。
与えられる刺激に重ねている私の唇から甘い声が漏れて恥ずかしくなってきて、両目の端から恥ずかしくてなのか、気持ち良くてなのかよく分からない涙が溜まってきているのがわかる。
『んん....ッ...ぁん...』
「......ッ...」
与えられる刺激に流されないように、なんとか舌を動かしてるとふと舌先に硬いものが当たった。ビー玉だ。目を薄ら開けるとミスターの茶色い瞳とバッチリ目が合い、慌てて身体を離す。