第5章 看病※
死柄木side
俺はハイチェアに座り、静まり返った空間で頬杖をつきながらと脳無の戦闘を思い出していた。
そういえば、あいつ戦いながらずっと笑ってたな...
平和の象徴じゃあるまいし、15歳の女が脳無とあそこまでやりあえるか?普通...
結果はどうあれ、ちゃんと脳無の間合いにも入れてたし、脳無のスピードにも反応できてたし、あの僅かな時間で超再生にも順応できていた。
「ハッ...天性のチートかよ」
生まれながらの素質かはたまた────
ガチャン、とドアが開く音でそれまでフル稼働してた思考が止まり
一気に現実に引き戻される。
そこには、風呂に行ったはずのが先ほどと変わらない服で突っ立っている。
「風呂に入ったんじゃないのか」
『っ......くを......ぬ...せ......いの』
下を向きながら、何かボソボソと呟く、その声は俺には全く聞こえない
「聞こえねぇよ...もっとはっきり言えって」
ハイチェアから降りての側まで近寄る。
『洋服を......脱がせてほしいの...』
...は?こいつ今なんて...?服を...脱がせろ?
『ごめんなさい!本当に悪いと思ってるんだけど...腕痛くて上がらなくて脱げないから...』
あぁ、そういうことか。
「わりぃ、気づいてやれなくて」
一緒に脱衣所に行き、の着ていた洋服の裾に手をかけてやると分かりやすくの肩がビクンとなる。
『んっ...』
「っっ......あんま変な声出すなよ...」
『ごめんっ...なんか...くすぐったくて...』
熱を帯びた目、紅潮した顔、俺があげた裾からチラリと見える白くて細い腰、の全てが官能的欲求へと耽溺していくようだ。
「服あげるぞ......」
『うん。』
別に悪いことしてるわけじゃない。これはに頼まれてやってるだけだ、と心の中で何度も呟きながらゴクリと喉を鳴らす。
首、腕の順番で服を抜いてやり、はらりと床に洋服が落ちて
下着から溢れそうな真っ白な2つの膨らみが露わになる。
「ガキのくせにやらしー身体してんな...」