第20章 林間合宿 1日目※
そこには敷かれた布団の上で下着姿のまま寝てるの姿があった。乱暴に投げられた荷物を見ると、戻って来てからすぐに寝たんだろうか。
確かに自由に過ごしてろ、とは言ったが...
「チッ......」
ここでプッシーキャッツらに頼むのは、俺がコイツのこの姿を見たのだと自分で言ってるようなもんなので、そっと部屋の内側に足を入れそのまま襖を静かに閉めた。
さてどうしたものか。
目の前の下着姿で寝息を立てる女を見て考える。
白いシーツによく映えた、散りばめられたような小豆色の髪の毛。
静かな呼吸に合わせて上下する白いレースの下着と2つの大きな膨らみ、程よく引き締まった腰にすらりと伸びた手足。
こんな姿を目の前にして、理性を保てる男がいるもんなら見てみたいものだ。
クソ.....
に吸い寄せられるようにして横へ行き、片膝を立ててしゃがみ、無防備な寝顔を見下ろす。が、左右の首の付け根にそれぞれつけられた印を見て乾いた笑いがこぼれた。
「ハ...こりゃあ、随分と愛されてるようで...」
男の下で厭らしく乱れるコイツの姿を否でも想像してしまう。
......コイツと出会ってからこんなのばっかだ。
肩を揺すり起こそうと手を伸ばしたところでコイツの口が小さく動いた。