第20章 林間合宿 1日目※
相澤side
が1人で戻って来てから数時間が経っていた。ピクシーボブからそろそろ他の生徒が戻って来そう、と連絡が入り夕食の時間でもあるので部屋にいるであろうを呼びに行くことにした。
部屋まで歩きながら考える。
施設に1番に到着したのはだった。しかも1人でだ。
まさかあんなに早く到着するとは。
確かに目安は3時間とは言ったが、プッシーキャッツならって意味だぞ?
広域攻撃を持たないには素手で戦うしか術がないのに、あの魔獣を素手で、1人で倒したってことだ。アイツ、なかなかやるじゃねぇか。
そういや、ここに戻って来てからは一度もを見かけてない。部屋にいればいいが......
女子部屋の前に立ち襖を2回ノックをした。
......返事がない。
「おい」
今度は2回ノックをしながら控えめに声を掛けた。
......これも返事がない。
チッ
「おい」
襖を叩く音も声もかなり大きくしたがこれにも返事がない。耳をそばだててみるが物音ひとつしない。いねえのか?
だんだん苛立ちを感じ、ここが女子部屋である事も深く考えず襖を音を立てて、勢いよく横に滑らせた。
「っっ.....!」
はそこにいた。
確かにいるが......
「...っ、勘弁してくれ...」