第20章 林間合宿 1日目※
走るの後を追いかける。ガキ共が複数で倒してたバケモンを1人でどんどん倒していく。コイツ以外とやるのな。
元いた場所からだいぶ離れ、が木の上へ上がり方向を確認している。木の下に行き声を掛けようと上を見上げた。
......へえ、白のレース、ねェ。
「......よォ、」
『...ぇ....?...あッ......!』
突然呼ばれたことに驚いたのか、足を滑らせた。受け身をとる素振りも見せなかったので落ちるその身体を受け止めた。
軽すぎんだろ...
横抱きにしているのまつ毛がゆっくり動き、大きな目が俺を映しだす。
『あ......荼毘!どうしてここに?』
俺の顔を見るなり一瞬で表情が和らぎ、いつものになる。雄英のガキ共よりは気ィ許されてるんだろうか、なんてらしくも無いこと考え浮かれそうになる。
「暇だったんでな......お前の様子を見に来た。学校は...楽しいか?」
楽しいか楽しくないなんて、ガキ共と話してた時の顔を見ればすぐわかる。あの表情で、楽しい、と言えるなら世の中の面倒事の大半が楽しいで片付くだろ。
『荼毘、それ皮肉?イレイザーヘッドにいきなりこんな森に置き去りにされて、歩いて施設まで来いって指示されて、しまいには魔獣は出てくるし。最悪だよ。......あ、それより荼毘、下ろして?助けてくれてありがとう。』
ゆっくりを下ろして立たせる。
コイツと目線が合うように少し屈んで、小さな口に自分の口を重ねた。
『ちょ...ッ.....荼毘...?』
「これから林間合宿襲撃すんだから、これくらい許せ」
自分で言っておきながら恣意すぎると思った。でも最近は全然コイツに触れられ無かったからな。雄英のガキ共の下見なんてついでだ。こっちが本当の目的。
『意味わかんなっ....ん...ふ..んぁ...ッ...』
言い終わる前に口を塞ぎ、舌を送り込んだ。歯列をなぞり、上顎をなぞって舌を吸い上げる。ブレザーの上からコイツの膨らみを掴み手の中で形を変えるとビクンと反応する身体。