第4章 作戦
死柄木side
空はもうすでに綺麗なオレンジとピンク色に染まっていた
俺と黒霧では相手に体術では敵わない。はそれほどまでに力をつけていた。
ドクターが寄越してきた脳無ならの相手になるんじゃないかと提案したはいいが、あいつ大丈夫か?
まぁ、危なかったら止めてやればいいか...
『弔くーん!いつでもいいよー!』
がこちらに大きく手を振りながら余裕そうな表情でニコニコ笑いながらこちらへ叫んでる。
「黒霧、もしもやばくなったら......」
「ええ、分かってます。」
サーーっと木々が揺れ冬の到来を感じさせる木枯らしが吹いた。
あぁ。寒い。早く帰りたい。
「脳無、と戦え」
───嚆矢は放たれた